ヤシガニは口に入るものなら何でも食べてしまうぐらいの雑食性で、野生では熟した小さな実や腐敗した動物の死骸まで、本当に何でも食べちゃう甲殻類だよー
そして成長するためには脱皮を繰り返すので、しっかり硬い外殻を作るためカルシウムなどの栄養素も必要不可欠で、色揚げも餌が重要なポイントになる。
そんなヤシガニを健康に育てるため餌やりについて説明するねー
ヤシガニは何を食べる?
ヤシガニは基本的に何でも食べる雑食性の生き物なんだけど、ヤシガニの健康のことを考えると、色々な栄養素を含んだバランスの良い餌を与える必要がある!
いくつかのグループにわけて説明するよー
魚介類の餌
魚介類の餌は主にカタクチイワシなどの煮干しか、熱帯魚などに与える乾燥エビのクリルもよく食べてくれるよ。
あとは刺身のマグロやサーモンなんかも大好物で、たまに与えて餌のバリエーションを増やしてみるのも良いかもねー
果物の餌
野生のヤシガニもアダンの実や月桃の実を食べるので、基本的に果物なんかも普通に食べてくれるので、バナナやリンゴにパイナップルなどを与えてみるのも良いかも。
場合によっては大根やニンジンとか野菜も食べてくれるかもー
人工飼料の餌
栄養素がバランスよく入った人工飼料もヤシガニはよく食べてくれるよ。
ペットショップに売られているザリガニの餌やカメの餌は勿論のこと、ドックフードやキャットフードまで食べてくれるヤシガニは、飼いやすいペットだよねー
人の食べ残し
雑食性のヤシガニは人が食べた残り物でも食べてくれるし、基本的に刺激物じゃない限り何でも食べる気がするよー
お米やパンも食べるけど豆腐やポップコーンなんかも食いつきが良く、唐揚げや魚肉ソーセージに関しては好んで食べてくれるよ!
ヤシガニのオススメの餌は?
やっぱりヤシガニに与える餌でオススメなのは、栄養素がバランスよく配合された人工飼料だね!
特に良いのはドックフードやキャットフードだと食いつきが良いんだけど、同じ甲殻類の仲間のヤドカリのザリガニの餌なんてのもオススメだよー
値段もリーズナブルで容量も多いので、ヤシガニには人工飼料を与えていれば問題ない!
ヤシガニに餌を与える量とタイミング
ヤシガニを飼い始めた時に餌の量で悩む人は多いはず。
口に入るものなら何でも食べちゃうヤシガニは、大食漢だと思ってる人も多いと思うんだけど、実はヤシガニって意外と小食だったりするんだよー
ヤシガニの見た目が大きくても口は小さいので、餌を少しずつ切り分けて食べるので、食べる速度もそんな早くないんで、一度に大量の餌を与え過ぎちゃうと食べ残しで汚れる原因になる。
それは高温多湿を好むヤシガニの環境で飼育してると、餌の食べ残しで腐敗やカビが生えたりするので、一度に少量を何度かにわけて食べるペースで与えてみよう!
ヤシガニの餌の与え時の見極め方なんだけど、腹部のオシリがプニュプニュした部分がぺったんこ状態は空腹なので、お腹の膨れ具合を見て与えたりすると良いよー
それと餌を与えるタイミングなんだけど、基本的にヤシガニは暗くなってから活動する夜行性なんで、夜に与えるのが好ましいよー
ヤシガニが餌を食べない時の対処法
山や森で捕まえたばっかやショップで購入したばっかのヤシガニは、環境の変化から警戒して餌をなかなか食べてくれないこともある。
ヤシガニが餌を食べないと不安になるけど、1週間程度なら食べないでも平気なんで、なぜ食べないのか?原因究明を急いだ方が良いかもー
ヤシガニが餌を食べない理由には次のことが考えられる。
- 飼育環境の変化
- 気温湿度の変化
- 採取した時のダメージ
- 脱皮のタイミング
- 寿命
それぞれ原因を改善しても食べてくれない場合は、いくつかの餌から好みの餌を探したり、餌を食べてくれるよう与え方などを工夫することも大切だよ!
匂いの強い餌で興味をひく
ヤシガニが餌を食べてくれなかったり、餌に対して興味がなさそうな時は、まず餌に対して興味をひくようにしましょう。
割りばしなどで餌をハサミに掴ませて認識させたり、サバや秋刀魚のように匂いが強めな物を与えることで興味をひき、餌として認識して食べてくれることもあるよ!
脱皮や産卵前は餌を食べない
ヤシガニの食欲が急に落ちたり、まったく餌を食べなくなった時は、脱皮のサインの場合もあるよ!
ヤシガニは脱皮が始まる2~3日ぐらい前から、餌は食べなくなり水も飲まなくなり、動きも鈍くなって力もなくなってダラ~っとするよー
見た目として脱皮する前は全体的に色が黒っぽくなってきて、脱皮が終わると外殻が硬くなるまで少し薄い感じで、見た目も変化するから毎日よく観察してみてね!
ちなみに脱皮した後の抜け殻は取り除かないで、そのままにしておくとカルシウムが豊富な餌になるから、自分でハサミ以外は食べちゃうからねー
ヤシガニの水やり
ヤシガニも生き物なので水を飲むんだけど、野生のヤシガニは水たまりを探すとハサミで器用に水をすくいあげ、口に運んで水を飲んじゃうんだよ!
その水を飲む姿がめちゃくちゃ可愛いんだよー
ヤシガニを飼育してても、元々ヤシガニは甲殻類の仲間だしエラ呼吸をしているので、体内に水分を蓄えエラを湿らしてあげる必要があって、適度に水を与えないといけない!
水の与え方なんだけど、小皿や水がたまる場所を用意してあげて、水が汚れてきたら交換するって感じで大丈夫なんで、適度に水を変えてあげてねー
でもヤシガニって準備してあげたお皿を簡単にひっくり返しちゃうぐらい力が強いんで、どうしても水を入れる容器など飼育セットに置けない場合は、こまめに霧吹きなどで水分を与えてあげると良いよ。
1日1回は最低でも床材やヤシガニ自体も濡らしてあげて、同時に湿度も上げちゃえば一石二鳥でGoodだよ!
ヤシガニが青くなる?
ザリガニのように赤色の色素となる原料のカロチノイドを含まない餌を与え続けると、脱皮するタイミングでヤシガニが青くなるんだよ!
つまりカロチノイドが入ってない餌ってのがアジやサバの青魚で、あんまくーうーまくーも前にマグロを与え続けたことがあったけど、その時は脱皮のタイミングでお亡くなりに・・・
もしかすると魚だけ与えてると栄養の偏りで、上手く脱皮ができずに死んじゃう可能性もあるかもなんで、週に一度ぐらいは違う餌を与え、バランスよく栄養を取らせてあげた方が良いかもねー
まとめ
雑食性のヤシガニは基本的に何でも食べるけど、栄養のバランスが崩れないよう人工飼料や煮干しにフルーツなど、いろいろな餌を交互に与える方が健康に育つ!
もちろん水も適度に与えて、ヤシガニが好む高温多湿の環境を作ってあげてねー
餌をあまり食べなくなったら、ヤシガニに変化はないか?しっかり観察して、食べない原因を探りながら食べてくれるよう工夫しましょう。
とりあえずヤシガニの観察は毎日ちゃんとやってれば、しっかり健康管理もできると思うので、愛情をもって育ててあげましょう!
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