甲殻類が好きな人だったら陸上最強の甲殻類のヤシガニも、カメやザリガニみたいに気軽にペットとして飼いたいって、思ったことはあるよね?
でもヤシガニのあの大きなハサミで挟む力が、ライオンの噛む力に匹敵するほど力強いって聞いたら、やっぱり躊躇しちゃうんかなー
確かに大きく育つヤシガニは力も強く、よく飼育ケースから脱走しちゃう憎めないやつなんだけど、ちゃんと丈夫で頑丈な水槽やケージを準備して、しっかり飼えば他の甲殻類のようにヤシガニも飼えちゃうんだよ!
今回はヤシガニを飼うための飼育セットの作り方と、飼育小屋の掃除の仕方などを説明するから、参考にしてみてねー
ヤシガニを飼うために準備すべきもの
・ヤシガニが好む床材
・ヤシガニが安心できるシェルター
温かい沖縄だと気にしなくても良いけど、寒い地域でヤシガニを飼う人だと温度調節ができるヒーターや、湿度を保つための加湿器なんかも必要だね。
あとレイアウトにこだわる人だったら、石や流木を置いて草を植えたり、ジャングルの雰囲気を出すために、滝を作り霧を発生させちゃう人もいるかもねー
とりあえず上で紹介した3点さえ準備すれば、ヤシガニでも飼うことは可能だよ!
ヤシガニが安心できるシェルターは何より丈夫さが必要で、それなりに大きさも必要になるので、シェルター探しに苦労しちゃうかもねー
そこでオススメなシェルターは爬虫類飼育ボックス ウェットシェルターだよ!
ヤシガニの飼育セットの作り方
飼育セットって言ってもカブトムシやクワガタを飼うプラケースや、熱帯魚を飼う30cmや60cmの水槽だったり、収納ケースをヤシガニ小屋の代わりに使う人や、庭やベランダに本格的な小屋を作っちゃう人もいるかもねー
ちなみにハムスターやウサギを飼う檻のケージは、ヤシガニのハサミや足で簡単に曲げちゃうし、もろい収納ケースは破壊するのでオススメしないよ!
あと注意しないといけないのは、フタをしっかり閉めるよう、重しを置いたりストッパーを付けたり、ヤシガニが開けて逃げないように工夫しないといけないよ。
まー色々と売られている飼育セットだけど、比較的ヤシガニが飼いやすい飼育セットの作り方を紹介するよー
ヤシガニを飼育ケースで飼う
やっぱり無難なのが100均でも売られている、プラスチック製の飼育ケースでヤシガニを飼うことかなー
とは言え、飼育ケースを準備したからって他にも準備すべきものはある!
ヤシガニが安心して動き回れるよう床材を入れたり、ヤシガニが昼間に隠れるシェルターや体を休める植木鉢、餌や水をいれる容器も準備しなきゃいけないんだよ。
床材をココヤシチップにする
ヤシ殻のココヤシチップをヤシガニの高さまで敷いてあげると、ヤシガニが自分の居場所を掘って作るため、昼間に身をひそめて休む場所になるよ。
他にもヤシガニがちゃんと隠れたり安心して休めるシェルターなんかも置いてあげると良いよー
シェルターには植木鉢やココナッツの内側の硬い部分の内果皮だと、ヤシガニが生息する南国感が出て良いかも。
※ 適度に霧吹きなどでヤシ殻を濡らすと湿度も保てるし、ヤシガニの水分補給にもなるよ!
飼育ケースで床材をヤシ殻のココヤシチップにして完成すると、こんな感じだよー
夏の時期には地温上昇と乾燥防止、冬の時期には保温効果も期待できる、ココヤシチップがオススメ!
床材を土にする
土をヤシガニの高さぐらいまで敷いてあげると、ヤシガニが自分の居場所を掘って作るため、昼間に身をひそめて休む場所になるよ。
今回は鹿沼土を用意したけど、別に土ならほとんど何でも良いので、赤玉でも大丈夫だよー
土の場合でもシェルターや水飲み場を作ってあげると、ヤシガニも快適に過ごしてくれるよ。
※ 適度に霧吹きなどで床材の土を濡らしてあげると湿度も保てるよ!
飼育ケースで床材を鹿沼土にして、シャコ貝に水を入れて水飲み場にして完成すると、こんな感じだよー
床材を砂利にする
砂利をヤシガニの高さまで敷いてあげると、ヤシガニが自分の居場所を掘って作るため、昼間に身をひそめて休む場所になるよ。
他にもヤシガニがちゃんと隠れることが出来るシェルターや石なんかも置いてあげると良いよー
大きな石でもヤシガニが暴れることで、崩れてしまうことがあるから慎重に置いてね。
※ 適度に霧吹きなどで床材の砂利を濡らしてあげると湿度も保てるよ!
飼育ケースで床材を砂利にして、石でヤシガニが隠れる場所を作って完成すると、こんな感じだよー
ヤシガニを水槽で飼う
水槽はちょっと大掛かりな掃除になってしまうため、今度また水槽を綺麗に掃除した時に、新しく記事を更新させますねm(__)m
ちなみに水槽でヤシガニの飼育環境を作る時でも、飼育ケースで作る方法とほぼ変わらないので、今回は飼育ケースを参考にしてみてねー
あと上で説明した床材を砂利にする場合も同じなんだけど、レイアウトとして石や流木など置く時は、出来るだけ水槽の端じゃなくて真ん中に置くようにしないと、水槽の縁にヤシガニの足が届いて脱走の原因になっちゃうので、レイアウトは気を付けてね!
オススメの水槽はやっぱり高さがあって、水槽の角面にヤシガニの足がかからないような、シリコンや出っ張りなどがない、前面ガラスの水槽が良いかもね。
そして何と言ってもスーパークリアなガラス水槽が、ヤシガニの様子がよくわかるので、アクロ60S45がオススメだよー
ヤシガニを飼育小屋で飼う
基本的にヤシガニ小屋は大きな庭やベランダがないと作れないと思うけど、小屋を作る場合の注意点をいくつか紹介するね!
まずヤシガニは大きくなる甲殻類で、ハサミで挟む力はもちろん足の力も強く、木材の壁や天井に継ぎ足しで隙間が空いていると、そこからハサミや足を突っ込んで簡単に破壊しちゃうので、なるべく壁や天井は1枚板を上手に使って、隙間がないよう小屋を作ることをオススメするよ。
あとヤシガニって冬眠する生き物なので、床材が土の場合1mぐらい掘って壁を埋める感じで作らないと、ヤシガニの脱走から安心できないと思うよー
そして見ての通り、金網は折り曲げたり切ったりボロボロにするで気を付けて!
このヤシガニ小屋は元々、鳥小屋として使っていたお古を改造して作ったんだけど、小屋の壁はつぎはぎが多くて見せれる状態じゃなかったよ・・・
ちなみに小屋の内装は、ヤシガニ達が隠れることが出来る植木鉢を並べたり、上まで登れるよう那覇祭りの大綱引きのロープを使ってたり、自然の環境に近づけるためにヤシの木なんかも植えちゃっているよー
ヤシガニの飼育セットの掃除の仕方
ヤシガニの飼育セットを作ったら終わりではなく、日々のヤシガニ観察や飼育小屋のお掃除があるんだけど、ここでは床材のパターンによって掃除の仕方が変わってくるので、床材の種類によって説明をわけてするね!
基本的に衛生面でも綺麗に保っていれば問題ないけどー
床材がココヤシチップの場合
底に敷く床材がヤシ殻のココヤシチップの場合、ココヤシチップを取り出しバケツか何かに移して、米を研ぐように洗ってあげると良いよー
でも何度か洗っているうちにチップがどんどん崩れて、最後は繊維がボロボロ状態になったり、餌の食べ残しやヤシガニの糞で臭くなったりするので、何回か使ったら新しいやつと取り換えた方が良いかも。
床材が土の場合
底に敷く床材が土の場合だと、ココヤシチップと比べそこまで汚れることは少なく、ヤシガニが排泄した糞を取り除いてあげたりすれば、けっこう長持ちするよー
でも湿度を保つため水のかけすぎで、土にカビが生えることもあるので要注意!
床材が砂利の場合
底に敷く床材が砂利の場合は、ヤシ殻のココヤシチップの時と似ていて、砂利や石をバケツに取り出し、カメやザリガニを飼ってる時のよう何度か洗っていけば、汚れも匂いもとれて綺麗になるよー
それに砂利は使いまわしが効くので経済的にも良いからオススメだよ!
まとめ
一度はヤシガニを飼育することを諦めたり躊躇した人もいると思うけど、飼育ケースや水槽をちゃんと準備したら、ヤシガニだって飼えるんだよ!
飼育ケースの縁にヤシガニの足が届かないよう、レイアウトを考え工夫して作って、フタを固定して閉めれれば、ヤシガニが脱走する心配もなく安心できると思うよ。
どんなタイプの飼育セットでも小まめに掃除をしたら、ヤシガニは飼育環境下でも快適に過ごせるだろうし、ヤシガニが好む環境を作ることが出来ればきっと、健康で長生きもしてくれるはずだし、ちゃんとヤシガニを可愛がって育ててあげてねー
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